media:CD (紙ジャケ)
label : minstrel songs MS-001
release : 07-20-2014
Hoy-HoyRecordsINDEX
スーマー / ミンストレル
01. 火鉢(詩曲:スーマー)
02. Goodbye Jacqueline(詩曲:Elizabeth Etta)
03. ミンストレル(詩曲:スーマー)
04. 道路(詩曲:スーマー)
05. 夜明けまで(詩曲:スーマー)
06. 死んだ男の残したものは(詩:谷川俊太郎 曲:武満徹)
07. にぎわい(詩:浅川マキ 曲:かまやつひろし)
08. 冷たい風(詩曲:スーマー)
09. The Poor Old Dirt Farmer(詩曲:Tracy Schwarz)
10. 雨がひらひら(詩曲:スーマー)
11. New Moon(詩曲:スーマー)
12. 人生行きあたりばったり(詩:安倍夜郎 曲:スーマー)
13. ちょいと寂しい夜のうた(詩:スーマー 曲:Traditional)
スーマー:vocal,acoustic guitar,4-string banjo etc
桜井芳樹:electric guitar etc
田村玄一:pedal steel guitar
千ヶ崎学:contrabass
原さとし:4-string etc
藤原マヒト:accordion,piano
川口義之:alto sax,baritone sax etc
高岡大祐:tuba
椎野恭一:drums
中村まり:backing vocal,jaw harp
河野沙羅:mandolin
安倍夜郎、桜井季早、鈴木常吉:backing vocal
スーマー(SUEMARR)その名前と当て字は昔からの綽名で正真正銘、生粋の日本人。2001年頃にドラマーから徐々に弾き語りへと転身していく。古くて安いギターとバンジョーを抱えて様々な処へ出向き、事実を散りばめた自作の歌を唄い、作者不明の昔の歌、他人の歌までを正に自分の歌の如くそして大切に唄い継いでいる。独りで弾き語るスタイルはそのまま保ちながらも、最近は ロンサム・ストリングスのリーダーであり、ギタリストの 桜井芳樹氏と「スーマー&桜井芳樹」としての活動も始め たこともあり、音楽的にも広がりを持つ。2004年から発表してきたフィールド録音的ブートレグシリーズVol.1〜10の音源をまとめた「The Bootleg Series Vol. 0:"Farewell To Footprints Of My Room"」 (2枚組20曲入)を2012年にリリース。
良く通る野太い声でありながら語尾の所々に哀愁を残す、いい声である。だからどの歌も少しも力むことなくごく普通に唄っても、はっきりと言葉が伝わってくる。と同時に、永くライブ活動をしてきた人の持つ揺るぎない安定感と迷いのない主張もそこに感じ取れるのだ。どちらかといえば暑い季節よりも晩秋から冬の寒い時期に、独りで、或いはごく少数の気の合った仲間と一杯やりながら聴きたい。どちらにしても聴き終わる頃には、いい塩梅に酔わされているにちがいない。。。。カルメン・マキ
スーマー甘いか塩っぱいか。この歌声、どうして例えよう。僕は何故だか、ザルに揚げて一晩かけて水切りしたヨーグルトの食感をイメージした。好物です。あなたも聴いて確かめてみてください。僕の例えが的外れだと言う人もいると思うけど、素晴らしい内容であるということでは同感してもらえると思います。堀込高樹(KIRINJI)
何と素晴らしいアルバムだろう。歌声の足下の地べたの匂い、その向こうに風景が広がっている。僕は音源をもらってから毎日聴いて、その匂いに耳を澄まし、その風景を見つめている。そこには道が見える。午前四時少し前、闇が溶けて薄明るくなる頃にスーマーの歌を聴いた。道はどこにでもつながっている気がした。関島岳郎
スーマーさんは熱唱しない。サラリと歌う。無理がなくてすごく自然だ。それが気持ちいい。耳にスーっと入ってきて、ちょっと「ま」が あってトンと心に届く。擬音にすると、「スー・まー」な感じだ。「ボクの詩に曲をつけてくれませんか」ライブのあと、スーマーさんに頼むと、「いいですよ」と、あのいい声で答えてくれた。早速、原稿用紙に清書して送った。詩は「人 生行きあたりばったり」。ボクが漫画家にな る前、CMを作ってる頃書いた詩だ。ヒッピーのような中年男が、ハワイの ワイキキビーチの横を歩きながらギターを 弾いて歌ってる。行きあたりばったり行きあたりばったりよ〜最後に、「いえいえ、ご利用は計画的に」と、ナレーションとテロップが入る。ある消 費者金融のCMだ。この企画はボツになったが、「行きあたり ばったり」のフレーズが気に入って、七番ま で詩を書いた。次のライブで予告通り歌ってくれた。 すごく自然で、でもどーってことない曲だ った。それがその後何度かライブで聴くうち に、同じ曲なのにだんだん良くなっていった。スーマーさん曰く「歌がおなかに入ってき た」んだそうだ。行きあたりばったり、行きあたりばったり、死ぬまでそうだろないいぞ、いいぞ。歌と心がピッタリだ。この感じ、ああそう、「スー・まー」な感じだ。やっぱ、スーマーさんにお願いしてよかったなぁ・・・・ 安倍夜郎
セピア色の夕暮れの中、ボロボロのバンジョーケースを片手に誰もいない古い駅のホームに一人で佇み、次にやってくる列車はどこに連れて行ってくれるのだろうと待っている… スーマーさんというと、なぜかそんな映像が浮かびます。いつだったか、スーマーさんが唄う古い貨物列車の曲(古いフレイト・トレイン)で泣いてしまったことがあるからだと思います。本人は気さくで楽しいのに、演奏は土臭くて深くて、優しい。このギャップがスーマーさんの魅力だと思っています。私もそんなアーティストになりたい。そして初めて私の曲をカバーしてくれたのはスーマーさんでした。これ以上に嬉しいことはありません。ピカソの最後の奥さんに捧げた"Goodbye Jacqueline" という曲です。痛く悲しい曲だと思っていたら、スーマーさんは素朴で美しい曲にしてくれて、しかも新しいアルバムに収録!これで私も一人前のミュージシャンになれました。本当に本当に嬉しいです。Elizabeth Etta(Pirates Canoe)
言葉に浸りながら、言葉から離れてゆける。気がつくと、体に染み込むような声に、なんだか背中を押される様な思いがした。愛することが出来る音に出会うと、自然と笑みがこぼれます。出会えてよかった歌唄いと、その仲間たちのサウンド。うれしくて笑っちゃいます。 笹倉慎介
スーマーとは何者か - このアルバムを聴けば、なんとなくわかる。いくつもの優しく鋭利な音に包まれた中心に、ポツンと確かにいる。ミンストレルのように詠い、夜と月が似合う。いつもいきあたりばったり。ちょいと寂しそう。そのどれもがスーマーそのもので、ちょっと人間臭く、ちょっと羨ましい。そして、こんな豊かなアルバムが出来上がったことは、とても羨ましい。Chihana
先日スーマーは、泥酔した平成元年生まれの女性シンガー、松井文ちゃんからこんなことを言われたそうな。「スーマーさんは人としては最低やど・・・・・最低やけど」そんな酒場の至宝の「声」が、遂にお茶の間へ素晴らしい音質のCDで届く運びと相成りました。 もしかしたらこれでスーマーがもてちゃうのかもしれません。なんか同世代かつ中年の呑み仲間としては、どうも納得がいかないかもな。癪にさわるなぁ・・・・もう一緒に呑んであげないかもしれないぞ。・・・・・・なんてね。 木下聡之(吉祥寺ハバナムーン店主)
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